http://www.sanspo.com/baseball/news/20170730/mlb17073010050004-n1.html

 野球評論家の張本勲氏(77)が30日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・0)の名物コーナー「週刊・御意見番」に登場。28日(日本時間29日)のレイズ戦に先発し、8回2安打1失点でメジャー自己最多の14三振を奪い、8勝目(9敗)を挙げた米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(28)について、「14三振? 相手がへなちょこバッターだもん」と話した。

 田中は六回二死までパーフェクト。レ軍戦は4月2日(日本時間3日)の開幕戦(セントピーターズバーグ)で2本塁打を浴びるなど、2回2/3で7失点。5月20日(同21日)の敵地でも3回で3本塁打を食らい6失点と、めった打ちにされてきただけに、8回2安打1失点の好投に胸を張った。

 14奪三振は、大リーグ移籍後最多。切れが良かったスライダーに加えて、左打者の外角に沈む、5キロほど速度を落としたスプリットも有効だった。田中はレ軍にはこれまで球団別最多の15本塁打を献上し、今季の被本塁打27本はメジャーワースト。この日も1本塁打を許し“一発病”は治ってはいない。だが、不振の前半戦と比べると、完全復調を感じさせる内容だった。