自民・後藤田議員、党執行部疑問視「密告・礼賛」体質改めよ 2017年7月3日22時36分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/topics/20170703-OHT1T50206.html

自民党の後藤田正純衆院議員(47)=石破派、徳島1区=が都議選での自民大惨敗を受け、自身のフェイスブックを更新し、選挙期間中の党執行部の姿勢について疑問を呈した。
都議選で応援演説をした際、安倍政権の反省点について語ったところ「党幹部からクレームがあった」と暴露。「密告、引き締め、礼賛…、おかしな管理をしている今の自民党執行部を
みると、結果は仕方ないと思わざるをえません」とつづった。 ◇都議選についての総括は以下の通り。

「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし。江戸時代の松浦静山の言葉。民心から離れた自民党に対して、都民は見事に反応しました将棋や囲碁でもあるように、
『負けました! 』と認めるべき」

「都議選の応援には、何日も何か所も行きました。その際、私は必ず最初に安倍政権、自民党についての、現在の問題点と反省を包み隠さず述べて、その後には、外交や安全保障、
経済や金融などの、安倍政権の成果に理解を求める演説をしてきました」

「党執行部が『おかしくなってる』と感じたのは、私の安倍政権の反省についての街頭演説が、『安倍批判をした』と党幹部に伝わり、私にクレームがきたこと。石破(茂)さんからは
『当然だ』と擁護して頂いたが、このような密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている、今の執行部をみると、結果は仕方ないと思わざるをえません」

「『順風で己を見失い、逆風で己を知る』。この言葉をかみしめて、安倍政権が順風すなわち、せっかく積み上げた多数議席や外交や安全保障、経済成長、地方創生などの政策や
成果に酔いしれ、己を見失ったことを反省し、都議選の結果を真摯(しんし)に受け止め、今一度、己を知ることが大事であります」