「SMAP騒動以降、オモテ向きには事態は収束しているように説明してますが、実はまだまだ火種が残っていますよ。それは、今まであまり経営にタッチしてこなかったジャニーさんの存在が関係しているようです」(テレビ局関係者)

 SMAP解散以降、未だ騒動の収束の気配を見せないジャニーズ事務所。先日はNHKでも公正取引委員会が人気アイドルグループが所属する大手芸能事務所などを対象に不公正な契約が結ばれていないかどうかの調査を始めたと報じられたが、明らかにジャニーズ事務所を連想させる内容で、世間の風当たりは一層強まっている。

「解散騒動以降、派閥がなくなったまではよかったのですが、そのことで管理が徹底されるようになりました。とにかくジャニーさんとメリーさんが把握していない仕事に関しては、ことごとく覆されているようです。ある所属タレントは、主演の舞台が内定していて役作りにも励んでいたそうですが、メリーさんの『私は聞いてなかった』の一言で降板になったそうです。まだプレス発表前だったので損害はないのですが、気合の入っていた彼は、周囲に『申し訳ありませんでした』とお詫び行脚をしていたそうです」(芸能事務所関係者)

 これまではチーフレベルで決められていた仕事も、今は逐一2人まで報告、相談する必要があるという。

「些細なことでも報告する義務があるみたいで、現場で何か言っても『上に確認します』ばかりで、話がなかなか前に進まなくなりましたね。トップダウンで話を進めるのはいいのですが、回答に時間がかかるので『だったら最初からジャニーズ以外の事務所で進めよう』というプロデューサーもチラホラ出てきてますよ。タレントさんもマネジャーさんも悪くはないのですが、制作側もそんなに時間をかけてられませんからね」(ドラマプロデューサー)

 ジャニー、メリーという2人の帝国は今後どのような展開を見せるのだろうか――。

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