なぜ、テレビ業界が異常なまでに儲かるか、分かるかい? それはね、『電波によって数千万人に大量通達できる』からなんだ。
コンテンツの質が素晴らしいから、じゃないよ。テレビと同じコンテンツをDVDでいくら売っても、テレビほど儲けられないでしょ?

だからもし、『数千万人に大量通達』ができないのであれば、ドラマもバラエティもどんなテレビコンテンツも、価値が大幅に下がるわけ。
したがって、企業に課すCM料金(=テレビの儲けの源泉)も、大幅に値下げするほかない。

以上のように、テレビ放送によって大きな利益が得られるのは、電波によって大量通達できるから。 ならば、その得られた大きな利益は、『電波の所有者である国民』に還元されるべきでしょ。 

なぜかって、電波っていうのは『公共の財産』だからね。決して、特定の企業の私有物じゃないのよ。 だからこそ、世界の先進国ではどこも、『電波オークション制度』をとっくの昔から導入し、電波の利用料を莫大な税収として、毎年ゲットできてるわけよ。 

例えば、アメリカ(人口3億人)¥5000億。 イギリス(人口7000万人)¥3000億。 ちなみに日本(人口1.2億人)は・・年間の電波利用料たった¥60億。
これね、全テレビ局の事業収入(¥2兆8000億、2010年度)のわずか0.2%だよw ¥2兆8000億も、電波を利用してるがゆえの収入がありながら!

しかし日本では、電波によって生まれる利益のほぼ全てを、テレビ局員や芸能人などが自分たちだけで山分けしている・・。 これさ、『公共の財産へのタダ乗り』泥棒だよね。
『電波とは公共の財産、国民の財産である』という科学的事実を、マスコミも政治も学校も、ほとんど教えてないから、タダ乗り盗人がずっと放置されてきた。