◇第99回全国高校野球選手権東東京大会1回戦 自由ケ丘学園0―14都雪谷(2017年7月9日)

東東京大会1回戦・自由ケ丘学園―都雪谷戦で、自由ケ丘学園の打順がずれたまま試合が進む珍事があった。

自由ケ丘学園は2回2死一塁、7番・宇都宮の打席で一走が二盗を仕掛けたが失敗してチェンジ。3回は本来なら
宇都宮から攻撃が始まるはずだったが、間違えて8番・菊池が打席に入ってしまった。都雪谷からのアピールも
なかったため、そのまま試合は続行。本来あるはずの宇都宮の打席が飛ばされたまま、自由ケ丘学園は5回コールド、
0―14で敗れた。

珍事の発端は、この場面でスコアボードの打順が宇都宮の7番ではなく、誤って8番と表示されていたことだった。
宇都宮は「スコアボードの表示が8番になっていて“何で8番に変わっているんだろうな”と思っていたら、菊池が
打席に行ってしまった」と説明。間違いに気づいたのは試合後で「みんなから“何で打ってないの?”と言われた。
できれば打ちたかったですね」と苦笑。菊池も「(打順が)ずれたのは(試合後まで)気づかなかった」と頭をかいた。
この珍事について、審判部関係者は「めったにないですね。この場合、相手チームからアピールがあれば打者が
アウトになるが、今回はアピールがなかったので試合続行となった」と話した。

敗れた自由ケ丘学園は創部2年目で、全員が1、2年生。2年の宇都宮は「秋はまずレギュラーを目指したい。
もうコールド負けは避けたいですね」と早くも気持ちを切り替えていた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170709-00000106-spnannex-base