■「三太郎」シリーズの人気はいまだ健在

 調査期間中、東京キー5局からオンエアした3203作品のうち、作品別CM好感度1位に輝いたのは、
KDDI『au』の「三太郎」シリーズの「スマホはじめる割・デビューステージ」篇。

 金ちゃん(濱田岳)から「スターになろう」と誘われて、いよいよデビューの日がやってきた。ステージ
本番前に緊張と不安を口にする桃ちゃん(松田翔太)と浦ちゃん(桐谷健太)に、「初めてはみんな怖い
もんさ」と自信満々にアドバイスする金ちゃんだったが………。いざ盆踊りの櫓(やぐら)に登ると、緊張で
踊れず、「金ちゃん。ガチガチだよ」と、桃ちゃんに心配されるというコミカルなストーリー。モニターからは、
「このシリーズはいつもおもしろい」「次が気になる」「飽きない」という意見が多い。


 「三太郎」シリーズは2015年1月にオンエアを開始して以来、シリーズ作品は80にものぼるが、人気は
健在だ。なお、WEBには桐谷が熱唱する「三太郎音頭」フルバージョンや、盆踊りの「踊り方解説」の映像
も用意されていて再生回数を伸ばしている。

 2位は日清食品『どん兵衛』がランクイン。星野源が商品を一口食べると、湯気で曇ったメガネの向こう
側に『どん兵衛』のおあげの化身“どんぎつね”の吉岡里帆が現れる。星野がおあげを食べる度に「イタッ!」
と反応する吉岡に、「食べづらっ」と返す星野。2人のほのぼのとしたやり取りが、星野の出演した大ヒットド
ラマ「逃げ恥」を思い出させて、女性層を中心に幅広い年齢層から受けている。CM好感要因では「かわい
らしい」が全CM中1位となり、キツネ耳としっぽをつけた吉岡が人気を集めた。

 3位はNTTドコモ『NTT DOCOMO』。「得ダネを追え!」シリーズに、ブルゾンちえみが綾野剛の妹役として
登場した。堤真一が綾野を呼び出して、妹のちえみとの結婚の可能性をほのめかす。堤に「お義兄さん」と
呼ばれて、驚きとまどう綾野。堤の妄想シーンでは、ブルゾンの持ちネタのBGM「♪Dirty Work」に合わせ
てノリノリでブルゾンと踊るシーンも見所だ。主婦層からの支持が高く、女性層全体のCM好感度が男性層の3倍に達した。

福山雅治の起用は2010年3月から。今年で8年目となるが、今作のジョニー・デップとのセッション篇は、
『スーパードライ』史上最高のCM好感度順位を獲得して(2017年6月前期2位、6月後期4位)、30周年を祝った。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170709-00179524-toyo-bus_all&;p=1