ネットプレーを狙ったマテック=サンズが右膝負傷、ダブルスのパートナーも涙

 ウィンブルドンでダブルス女王に悲劇が起きた。ダブルス世界ランク1位で、
シングルス世界ランク103位のベサニー・マテック=サンズ(米国)は、17番コ
ートで同63位のソラナ・チルステア(ルーマニア)と対戦。セットカウント1-1
で迎えた第3セットの第1ゲーム、ネットプレーを狙い、猛然とダッシュしたマテ
ック=サンズはボレーの動作に入った直後、右膝があらぬ方向に曲がり、崩れ落ちた。

 コートに倒れ込み、右膝を抱えるマテック=サンズ。重症であることは誰の目
にも明らかだった。スペイン紙「マルカ」電子版によれば、あまりの痛みに
「ヘルプ・ミー、ヘルプ・ミー、プリーズ」と悲痛な叫び声を上げていたという。

 対戦相手のチルステアは、マテック=サンズの異変に心配そうな表情を浮か
べながらコート中央へ。ネットをまたぎ、膝の状態を目にすると戸惑いを見せ、
「私の人生で見たこともないような酷い怪我だった」と息を飲んだという。そし
て、記事ではダブルスのパートナーであるルーシー・サファロバ(チェコ)はコ
ート脇で涙を流していたと伝えている。

 マテック=サンズはWTAツアー優勝26回を誇るダブルスのスペシャリストだ。
今季も全豪オープンと全仏オープンはサファロバとのコンビで優勝を飾り、ウィ
ンブルドンでも優勝候補の筆頭だった。

 突如起きた予期せぬハプニングは、各国メディアが一斉に報じた。

 英紙「デイリー・テレグラフ」電子版は、「苦悶のべサニー・マテック=サン
ズがウィンブルドンでの目を背けたくなるような負傷の後に、“ヘルプ・ミー”
と号泣する」と特集。担架に運ばれながら病院に急行した女王の悲劇に、「多く
の観衆も明らかにショックを受けていた」と伝えている。

 芝の祭典で女子ダブルスの優勝候補に起きた悲劇は、世界中が悲しみに包まれている。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170707-00010006-theanswer-spo

若干ショッキングにつき注意
https://www.youtube.com/watch?v=K5ltyQvjpQ0&;t=43
http://iup.2ch-library.com/i/i1827032-1499368648.png