ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)の9月9日(日本時間同10日)の米デビュー戦の会場が、
カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターに決まった。興業を主催する米K2プロモーションズのマネージングディレクター、トム・ロフラー氏が6日に発表した。

スタブハブ・センターはサッカー場、陸上競技場、テニスコート、自転車競技場などを有する複合スポーツ施設で、
ボクシングでは2012年10月に当時のWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(帝拳)がIBF・WBO同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)と王座統一戦(当時の名称はホームデポ・センター)で対戦。
今年8月26日には亀海喜寛(帝拳)が元4階級制覇王者ミゲル・コット(プエルトリコ)とのWBO世界スーパーウエルター級王座決定戦に挑む会場でもある。

井上尚は興業のセミファイナルに登場し、WBO王座6度目の防衛戦で同級7位アントニオ・ニエベス(米国)の挑戦を受ける。
メインは今年3月の再戦となる王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)―前王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチで、
その勝者への挑戦権を決めるカルロス・クアドラス(メキシコ、帝拳)―ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)の元世界王者対決も組まれている。

スーパーフライ級の世界トップ選手が集結する興業のリングサイド席のチケットの値段は250ドル(約2万8300円)に設定された。

スタブハブ・センターは米ロサンゼルスにあるステープルズ・センターと同じAEGが所有。

当初、9月9日はステープルズ・センターでWBA世界フェザー級スーパー王者レオ・サンタクルス(メキシコ)―同正規王者アブネル・マレス(同)の王座統一戦が計画され、
同日に同地区の2つの会場で興業を行うことにAEGが難色を示していた。そのため井上尚の試合は米ラスベガスへ場所を移して行われる可能性もあったが、
AEGが各プロモーターと交渉した結果、サンタクルス―マレス戦を10月7日へずらすことに成功。井上尚らの興業は予定どおり9月9日にスタブハブ・センターで開催することが決まった。

7/7(金) 11:57配信 スポニチ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170707-00000095-spnannex-fight

写真
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