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 2007年に亡くなった作詞家阿久悠さん(享年70)の没後10年を記念したコンサートが11月17、18日に東京・有楽町の東京国際フォーラムホールAで行われる。

 日本レコード大賞を作詞家最多の5度受賞し、シングル総売り上げ6821万枚を記録した偉大な足跡を称えるべく、石野真子(56)、森進一(69)、北原ミレイ(68)、八代亜紀(66)、山本リンダ(66)大橋純子(65)、Char(62)ら、ゆかりの歌手のべ20組以上が代表曲を歌う。

 目玉は未発表の詞にメロディーをつけた新曲のお披露目。世代を超えて阿久さんの作品を歌い継ぐという思いから、林部智史(29)、「BOYS AND MEN」ら若手が中心になり歌唱する。

 「狼なんか怖くない」(78年)など多数の提供を受けた石野は「今なお多くの方に愛される阿久さんの世界を、皆さまと共に過ごせることを楽しみにしております」と意欲。また自身のライブで「時の過ぎゆくままに」「五番街のマリーへ」などを歌っている林部は「時代を超えて愛される歌とはこのような歌なんだと実感しています。僕自身歌い継いでいけるよう成長していけたら」と話している。

 今年は生誕80年。コンサートのある11月は阿久さんが初めてレコードのA面を手がけて丸50年となる。阿久さんの長男、深田太郎氏は「節目の年にこのようなコンサートが催されることを家族としてうれしく、誇りに思います。今後も著名な出場者の発表が続々控えていると聞いています。当日は自分も楽しみたい」と話している。

(中略)

 《ベスト盤同時発売》11月には、レコード会社がそれぞれ管理する阿久さんの楽曲をまとめたベスト盤を同時発売する予定。一世を風靡(ふうび)した「ピンク・レディー」が在籍したビクターなど、7社ほどが参加する見込みという。各社のベスト盤にはすべて、阿久さんの未発表詞にメロディーをつけた新曲が収録される。


作詞家・阿久悠さんの没後10年と生誕80年を記念してコンサートが行われる(撮影・稲越功一)
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