26日午後1時25分ごろ、東京都世田谷区太子堂2の住民から
「青竜刀のような刃物を持った男が路上で暴れている」と警視庁世田谷署
に通報があり、駆け付けた同署の三軒茶屋交番所長、平田隆志警部補(51)
が男と格闘となり、首などを切られた。病院に運ばれたが、午後3時20分、
死亡した。男も平田警部補に撃たれ、約1時間後、死亡した。

 同署によると、平田警部補は男を見つけると、「動くな。止まれ」と声をかけた。
男はいったん逃げ出したが、突然、平田警部補らに向かって戻り、平田警部補は空
に向かって威嚇発砲したが、男は平田警部補の上に馬乗りになって胸や首を刺した。
この間、平田警部補は男に向かって発砲したと見られる。

 現場は東急田園都市線・三軒茶屋駅から約400メートル離れた商店街。
近所の住民らによると、男は50歳ぐらいで、昼前からナタのような大きな刃物を
持って、商店街をうろうろしていた。住民の1人は「銃声のような音が3回聞こえた。
現場に行ってみると、倒れている警察官の横にけん銃が落ちていた」と話した。
(8月26日16:25)
http://www.yomiuri.co.jp/top/20010826it03.htm