ボクシングのIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は2日、オーストラリア・ブリスベンのサンコープ・スタジアムで行われ、
挑戦者の同級3位・帝里木下(31=千里馬神戸)は王者ジェルウィン・アンカハス(25=フィリピン)に7回1分53秒TKO負けして
王座獲得に失敗した。14年7月にIBF世界同級王座決定戦でゾラニ・テテ(南アフリカ)に敗れて以来、2度目の世界挑戦だった
帝里木下は28戦25勝(8KO)2敗1分け、2度目の防衛に成功したアンカハスは29戦27勝(18KO)1敗1分け。

真昼の屋外競技場で行われたサウスポー対決。鋭く踏み込んで左ストレートを打ってくるアンカハスに対し、帝里がカウンターを狙う
展開で試合は始まった。徐々に王者の左が当たり出し、帝里も2回からは先にワンツーを出すようになったが、左を受けた右まぶたを
カットして流血。3回開始直前にはドクターチェックが入った。

4回は接近戦でボディーを狙ったが事態を打開できず、5、6回には先に左を打っていったが、カウンターをもらって右目付近は大きく
腫れ上がった。7回には右ボディーフックを受けて前のめりにダウンし、立ち上がったもののダメージを確認したレフェリーが試合を
ストップした。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170702-00000087-spnannex-fight