“結婚”須藤を徳光アナが振り返る 「言葉を知らないのかなと」

 29日放送の「バイキング」(フジテレビ)で、17日に行われた「AKB48選抜総選挙」の総合司会を務めたフリーアナウンサーの徳光和夫(76)が出演。NMB48須藤凜々花(20)の結婚発言の舞台裏について明かした。

 徳光によると、20位にランクインして壇上に上がったた須藤だったが、どこか弱々しかったため、あまりいいコメントも期待できそうにないと感じた番組スタッフからイヤホンを通じて「次の子(19位)にいってください!」という指示が入ったという。

 しかし須藤のただならぬ雰囲気を感じた徳光はその指示をスルー。「まだ何か言いたいことある?」とマイクを向け続けた。すると須藤から「ハイ」という言葉が。ここからあの結婚発言が飛び出した。

 徳光は須藤の結婚については「まったく知らなかった」。しかし前回44位の須藤が20位に上がったにも関わらず、あまり喜んでいなかった。そこに“違和感”を持ち、「当然、喜んでいいはずなのに、マイクを向けた瞬間、そんなに喜んでいないので、どうしたのかなって思って。
本当に嬉しくて気持ちが高揚しちゃったのかなって思った。でもそうでもなさそうだった」と当時を振り返った。

 そして須藤の目が泳いでいるような感じだったため、「喜びで意識が朦朧としているのかなと」と思いつつ、スタッフの指示を聞き流し、さらにコメントを求めたという。「そうしたら(須藤が)『結婚します』と」。

 MCの坂上忍(50)がその時の気持ちを確認すると、徳光は「何だろうこの子は?」と思ったという。このコメントにスタジオは大爆笑となったが、坂上は「そりゃそうですよ!」と賛同。
さらに徳光は「言葉を知らないのかなと(思った)。それで本人に『今、何言っているか分かっている?』と聞いたら、『分かっています』と。それで『もう一度聞きますよ。あなた結婚って言いましたよ』(と確認したら須藤が)『はい。結婚します』って言うわけですよ」と、その時の様子を解説した。

徳光は須藤の結婚について事前に知っていたのは「関係者のごく一部」と推測。スタッフも当然知らなかったはずとした。そこから一転「すいません!引っ張ってください!」という指示がイヤホンに入ったという。

 徳光がメンバーに「おめでとう」と言わせたのは「自分の判断」と説明。「結婚ですから。やっぱり『おめでとう』と言った方がいいだろうというふうに思った」と強調した。その上で「彼女の迷いの目は、お客さんが入っていたら、たぶん言わなかったと思うんです。(無観客になったことで)だったらここで言おうかなっていう、逡巡がたぶんに彼女の中にはあって、お客さんがいないということが言わせたのではないか?」と持論を展開した。

 坂上は「あの徳さんの『おめでとう』の促しがなかったら、またちょっと違かったような気がするんですよね。そのままポカーンって過ぎちゃうよりは、徳さん自身がやいのやいの言われるかもしれないけど、なんかおめでたい空気を、エッセンスを入れたことによって(場が和んだ)」と推測。徳光も「それは瞬時に感じました。司会者として」と述べた。

 また会場で「おめでとう」と言ったのはメンバー3分の1ぐらいだったと振り返った徳光。坂上は「そりゃだって戦いだもんね、あそこは」と納得した。

 そして「あそこで徳光さんが聞き返さなかったら、(須藤は結婚を)言っていなかったかもしれないから…」という坂上に対し、徳光は「いまだに自分でもわからない。次にいってよかったのかどうかっていうのは…」と苦笑い。坂上は「そこ正解はないですよ」とフォローした。

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