【苫前】27日に旭川スタルヒン球場で開幕する全国高校野球選手権大会北北海道大会旭川支部予選に、苫前商
業高が単独チームとしては8年ぶりに出場する。野球部員はマネジャーを含め3人だが、他の部活動などから8人
の助っ人を集めた。初戦の相手は旭川高専。矢原宙和(ひろかず)監督(28)は「出るからには勝ちに行くぞ」と選手
たちに気合を入れる。

 2009年夏の第91回大会出場が最後となり、部員不足と指導教員不在で11年には廃部になった。14年に野球
経験のある矢原教諭が赴任して部を再建。15年秋の新人戦には羽幌と上富良野の3校連合で出場したが、その後
は再び公式戦から遠ざかった。

 3年生の前川智輝主将と鈴木大輔選手は「最後の大会なので絶対出たい」と友人らを勧誘して回った。剣道部の
成田凌(りょう)さん(3年)は「まじめな顔で頭を下げてきたのでびっくりした」と熱意にほだされた。3年生5人、2年生
3人の助っ人を得たが、野球経験があるのは2人だけという。


道新:
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0414755.html