2017.6.27 05:05

 自己免疫性脊髄炎で休養中の女優、市原悦子(81)が来年1月スタートのNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(日曜後8・0)でナレーションを務めることが26日、分かった。市原は昨年11月初旬から東京都内の病院に入院し、今年2月にリハビリ専門病院に転院するなど順調に回復。TBS系「まんが日本昔ばなし」では20年にわたり登場人物の声を担当し、大河でも情感豊かで味わい深い語りを披露する。

 病で休養中の市原が、“近代日本の夜明け”を描く来年の大河ドラマで“完全復活”を目指す。

 市原は昨年11月初旬、ふらつきや手足に力が入らないなどの体調不良を訴えて東京都内の病院に入院。その後、順調に回復し、今年2月にリハビリ専門病院に転院した際、所属事務所は「手足のしびれはなくなり、徐々に歩けるようになってきた」と説明していた。

 当初は5月の復帰を目指していたが、万全を期すために医師と慎重に相談しながら復帰時期を模索。大河ドラマは1年間の長丁場だが、体調的には問題ないと判断し、出演を決めたとみられる。

 市原といえば、テレビ朝日系「家政婦は見た!」シリーズで有名だが、女優としては大河2作品に出演。渡哲也(75)と故松方弘樹さん(享年74)の主演作で1974年放送の「勝海舟」では寺田屋の女将役、竹中直人(61)が主演した96年の「秀吉」では秀吉の母を熱演した。

 75年スタートのTBS系アニメ「まんが日本昔ばなし」では20年にわたり登場人物の声を担当。優しい声色と多彩な表現力は国民的人気を博し、今回の大河でも味わい深い語り部になりそうだ。

 「西郷どん」は薩摩藩士・西郷隆盛の生涯を描く。主演の鈴木亮平(34)演じる西郷の盟友で最大のライバル、大久保利通役に瑛太(34)、西郷の3人目の妻・岩山糸役に黒木華(27)、篤姫役に北川景子(30)など豪華キャスト陣が集結。

 男たちの野心と悲劇が交錯する激動の幕末を舞台にした壮絶な人間ドラマに、市原の“癒し系ボイス”が彩りを添える。

(以下略、全文はソースをご覧ください。)


来年の大河ドラマ「西郷どん」でナレーションを担当する市原悦子。現在療養中だが、大仕事で“完全復帰”する
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