16年が経ってもユーベ戦での大活躍は色褪せない。

さらに寸評はこう続いた。
 
「トッティによってわずかな出場機会しか得られず、中田は首都でベストを発揮することができなかった。
わずか40試合出場で6得点。だが、そのうちのひとつは、おそらくスクデットへの道のりにおいて最も重いゴールだった」
 
「トリノでのユベントスとの天王山で、トッティに代わって中田が途中出場したとき、ファビオ・カペッロ監督のチームは2点を先行されていた。

だが、中田はまずロングシュートで(エドウィン・)ファン・デル・サールを相手にゴールを叩き込み、
さらには彼のシュートから(ヴィンチェンツォ・)モンテッラが2-2となる同点弾を決めた。これが事実上、ローマにスクデットをもたらし、ローマ・サポーターのアイドルとなったのだ」
 
最後のスクデット獲得から16年が経ち、クラブ一筋を貫いてきたトッティは今夏、ローマのユニホームを脱ぐことになった。それだけの年月が過ぎても、中田のあの一発は色褪せていないようだ。
 
なお、同サイトの「歴代移籍金ランキング」トップ10は以下のとおり。リラ時代の移籍はユーロに換算されている。
(移籍金/加入年度/ローマでの公式戦通算成績)
 
1位:ガブリエル・バティストゥータ(3620万ユーロ/2000年/87試合・33得点)
 
2位:ヴィンチェンツォ・モンテッラ(2580万ユーロ/1999年/237試合・103得点)
 
2位:アントニオ・カッサーノ(2580万ユーロ/2001年/161試合・52得点)
 
4位:ファン・マヌエル・イトゥルベ(2450万ユーロ/2014年/68試合・5得点)
 
5位:中田英寿(2200万ユーロ/2000年/40試合・6得点)
 
6位:モハメド・サラー(2160万ユーロ/2015年/83試合・34得点)
 
7位:エメルソン(2000万ユーロ/2000年/145試合・21得点)
 
8位:ケビン・ストロートマン(1940万ユーロ/2013年/86試合・12得点)
 
9位:ジェルソン(1890万ユーロ/2016年/11試合・0得点)
 
10位:クリスティアン・キブ(1800万ユーロ/2003年/124試合・6得点)

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