>>70
間違った自分に固執して、それが苦しく不利益だと思っているのに、
そうであることに自分の存在をかけてしまう人がいる。
そうやって偽悪者になって否定されることを自己目的化することで、
自分の思い通りに否定されること自体を、自己肯定にすり替えているんだ。
常に否定される自分でも、自分から否定されるような振る舞いをして否定されるのなら、
それは自分の意思通りだ、はじめて自分の意思がそのまま通っている、という歪んだ快感。
そこには深刻な自己否定と自己絶対視がある。
それは決して高尚なものではなく、前頭葉の機能低下と扁桃体の過剰反応による機能不全であり、自己愛に振り回された結果。
幼いころの愛着障害や心の傷で発達障害になっている人が陥りやすい。
相手から愛情を見せられても、
その愛情を受け取ることは相手の思惑にはいるようで相手の優位を認めることになり、
自分のほうが心理的有利に立とうとせんがために、受け入れられないのだろう。やさしくなるともろい自分がむき出しになるようで。
やさしくされたいのに相手を困らせ非難し、素直に本心を吐露することは弱みを見せることに思えているのだろう。
どうせ拒絶される、裏切られるという恐怖で、それならば先にこちらから嫌われようとしてしまうのだろう。
そのスパイラルから抜け出せない自分を嫌悪しているのだろう。