“交流戦首位打者”あるぞ!“大谷世代”オリ武田にブレークの兆し
2017年6月19日 11:00
http://m.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/06/19/kiji/20170619s00001173010000c.html
http://m.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/06/18/jpeg/20170619s00001173009000p_view.jpg
オリックス5年目の武田 Photo By スポニチ

 オリックスは交流戦開幕6連勝が帳消しとなる6連敗中の泥沼にはまり込んだ。再浮上の原動力として期待がかかるのが新戦力。高卒5年目の“大谷世代”、武田健吾外野手(23)がブレークの兆しを見せている。

 4月12日のロッテ戦で1軍登録されると、同20日の日本ハム戦で「8番・左翼」で今季初先発。第1打席でプロ初本塁打を放った。5月17日のソフトバンク戦では守護神サファテから2号ソロ。交流戦に入ると打率はさらに上昇。6月18日現在で広島・丸(打率・411)に次ぐ12球団2位の同・396。交流戦最終戦となる19日のDeNA戦で<2打数2安打>や<5打数3安打>なら逆転で初の“交流戦首位打者”に輝くことになる。

 「積極的にいけていますね。いい時は一発で仕留められる。もちろん、積極的な部分が、チームの決めごと、例えば“低めは捨てていこう”という時に低めに手を出してしまうこともあって、そこの部分が課題ですね」

 1994年生まれ。昨季パ・リーグMVPを獲得して球界を代表する選手に成長した日本ハム・大谷と同世代だ。12年に福岡・自由ケ丘高校からドラフト4位で入団。走攻守そろった右の外野手で“新庄2世”と期待されながら、昨季までは1軍で存在感を示せず苦しんでいた。「あの大会は自分にとって大きな大会でした。とにかく自信がついた」。転機は昨秋にメキシコで開催されたU―23W杯。33打数15安打(打率・455)、10打点を挙げて日本の優勝に貢献し、ベストナインにも選出された。