6/18(日) 12:10配信
theWORLD(ザ・ワールド)

日本代表で活躍した小野伸二 photo/Getty Images

日本人選手の価値を示した名手たち

今でこそ日本人選手が海外のクラブでプレイすることも珍しくなくなったが、その道筋を作ってくれた選手たちの存在を忘れてはならない。日本人選手の価値を証明してくれた先人がいるからこそ、海外挑戦が現実的なオプションとなっているのだ。

今回ポルトガルの『A Bola』は欧州で輝きを放った日本人MF5名と題し、日本人選手の価値を高めた名手をピックアップしている。

まず1人目はドイツで活躍した奥寺康彦氏。同氏はケルン、ヘルタ・ベルリン、ブレーメンの3クラブで計9年間ドイツでプレイ。今年3月にフランクフルトMF長谷部誠に抜かれるまではブンデスリーガでの最多出場記録を持っていた。ケルンではリーグ制覇、国内カップ制覇を経験しており、今ブンデスリーガで多くの日本人選手が活躍している土台を築いてくれた人物だ。

2人目は主にセリエAで活躍した中田英寿氏。同氏はローマでスクデットを獲得するなど、近年のサッカー界にビッグインパクトを与えた日本人選手だ。思ったような活躍ができないシーズンもあったが、ローマやパルマで活躍。同メディアは「日本のデイビッド・ベッカムと呼ばれた」と称えている。

3人目は怪我に泣かされたが、フェイエノールトで今のヨーロッパリーグを獲得するなど活躍した小野伸二。同メディアは「あのヴェスレイ・スナイデルが絶賛していた」と紹介しており、若い頃の小野は世界が認める天才プレイヤーだった。

4人目は中村俊輔だ。中村はセリエAやリーガ・エスパニョーラでは苦戦したものの、セルティックでは才能が爆発。同メディアも危険なキッカーと紹介しており、セットプレイの質の高さは世界に強烈なインパクトを残した。

最後の5人目は、先輩たちの意思を継ぐ存在として香川真司だ。ドルトムントで香川はゴールを量産し、小野や中村俊輔とは異なる新たなタイプとして世界を驚かせた。テクニックはもちろん、ゴール前に飛び込む嗅覚と俊敏性はプロを目指す子供たちに新たなモデルを提供したと言える。

今では日本人選手も海外でプレイするのが当たり前のようになってきているが、それも彼らの頑張りがあってこそだ。海外に挑戦する選択肢を維持していくためには、今後も海外挑戦組がしっかりと結果を出していくしかないのだろう。

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