仏アニメ映画祭 日本作品が長編部門の最高賞
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170618/k10011021601000.html
6月18日 5時28分

フランスで開かれていた、世界のアニメーション映画を集めた国際映画祭で、湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」が長編部門の最高賞にあたる「クリスタル賞」を受賞しました。日本人の作品が長編部門で最高賞を受賞するのは22年ぶりです。
フランス南東部のアヌシーで開かれていた「アヌシー国際アニメ映画祭」には、長編部門や短編部門などの最高賞「クリスタル賞」を争うコンペティション部門に、49の国と地域から216の作品が出品されました。

最終日の17日、授賞式が行われ、長編部門のクリスタル賞に湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」が選ばれました。この映画は、両親の離婚に伴って寂れた漁港の町に引っ越してきた男子中学生が、人魚の女の子と出会うことで、それまで他人に対して閉ざしていた心を徐々に開いていく姿を描いています。

日本人の作品が最高賞を受賞するのは、2008年に短編部門で受賞した加藤久仁生監督の作品「つみきのいえ」以来9年ぶりで、長編部門では、1995年に受賞した高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」以来22年ぶりの快挙です。
湯浅監督は授賞式で「スタッフにおめでとうと言いたい。スタッフと同じくらい、私も喜んでいます」と喜びを語っていました。

このほか、片渕須直監督の「この世界の片隅に」が、クリスタル賞に次ぐ審査員賞を受賞しました。
片渕監督は「映画の主人公が、見ていただいた人たちの心の中に生き続けてもらえればうれしいです」と話していました。

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