「文藝春秋松井社長が、安倍政権を「極右の塊」と発言」

文藝春秋といえば、戦後ずっと、いや、菊池寛が創刊して以来、穏健な保守の代表だったはずだ。
そういう読者が文藝春秋を支えてきたのではなかったか。
数年前、売れ行き不振を理由にオピニオン誌『諸君!』を休刊した頃から、文藝春秋がおかしく
なっていると思っていたが、ここまで来ていたとは。
時の政権を批判するのは、ジャーナリズムの大きな役目の一つだ。安倍政権のやっていることが
すべて正しいわけはない。だから批判は必要だ。
しかし、松井社長が、本気で安倍政権を「極右の塊」と思っているとしたら、文春ジャーナリズム
は終わったというしかない。

花田紀凱 月刊『Hanada』編集長、元『will』『週刊文春』編集長
2016/12/13(火) 23:44
https://news.yahoo.co.jp/byline/hanadakazuyoshi/20161213-00065447/