東北の人の色の白さから、ロシアとの関連性を想像する者もいるが、白人のロシア人と秋田美人の関連性について出ている話は、
日本史、ロシア史、郷土史などについて多少の知識があれば信じるに至らない俗説に過ぎない。
白人のスラブ人がロシアの西シベリアに到達したのは17世紀半ばである[15]。
また、秋田県民にコーカソイドの遺伝子が確認された例はなく、科学的に一切証明されていない。
白人のスラブ人は17世紀半ばまではユーラシア大陸のヨーロッパの部分、つまり現在のモスクワ周辺にしか住んでいなかった。
したがって近世以前に「白人がロシアから流れ着いて秋田に住みついた」可能性はほぼ皆無である。