【6月15日 AFP】16-17NBAファイナルを制したゴールデンステイト・ウォリアーズのステフェン・カリー(Stephen Curry)が14日、チームがホワイトハウスに招待された場合は、自身は欠席するとの考えを示した。

 12日にクリーブランド・キャバリアーズを129-120で下し、ここ3年で2度目の栄冠に輝いたウォリアーズのカリーは「数か月前、もしもチャンピオンになったら行くかと、仮定の話として誰かに質問された。私は行かないと答えたんだ。その思いは今も変わらない」と語った。

 これまで米国では、王者に輝いたプロスポーツチームがホワイトハウスを表敬訪問するのが慣例となっており、2016年の米大リーグを制したシカゴ・カブスは今年1月、バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領のもとを訪れている。

 しかしながら、ドナルド・トランプ(Donald Trump)現大統領の政策や、その奇妙な発言に対しては、NBAで活躍するアフリカ系米国人ら多くのプロスポーツ選手から怒りの声が上がっていた。

 今回の問題は、最終的に組織として議論されるだろうと考えているカリーは「(表敬訪問の可能性について)私たちはチームとして話し合いの場を設けると思う。今は皆が一緒になって楽しまなくてはならない瞬間であり、私たちが成し遂げたものが、何かに妨害されるようなことがあってはならない」とコメントした。

「私たちは適切かつ責任を持って対処する。そして、個人としてだけでなく、一集団として、正しいことをするのみだ」


2017/06/15 13:08(ロサンゼルス/米国)
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