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■週間文春 6月22日号
より抜粋

「ほとんどはフライデーに書いてある通りです。あの夜は彼のせいですごくいやな思いをしました。でもネットやテレビを見て、私が悪いのかなって思うこともあって、もうどうしたらいいのか分からなくなって……」
 五月八日の夜九時頃、A子さんを誘ったのは知人男性のK氏。こう連絡が来た。
「小出がおるから、おいで」

日が経つに連れてリアルに気持ち悪さとか怖さがこみ上げてきたんです。そんな時、友達に言われた「週刊誌に売ったらネタになるんちゃう?」という言葉を思い出した。
言われて復讐したいという気持ちもありました。小遣い稼ぎになるとも思った。文春は遅かったので、ドキドキしながら、フライデーに連絡しました」

「フライデーはいくらで?」
A子さんがフライデーからの謝礼の金額を答えると、小出は吐き捨てるようにこう言ったという。
「んじゃ、五十」
「私はお金を貰うつもりも無かったけど、売り言葉に買い言葉で、『そんなんで収まるわけないやん!』と言い返した。そうしたら小出君が『いくら? 百? 百五十? 二百?』とどんどん金額を吊り上げていった。
正直、生活にも困ってたし、私もそこで『もうそれでいいよ』って言いました。スポニチに書いてあったような五百万円なんて金額は一度も出てません」
 その時点では二百万円で話がついた。ホテルを出たA子さんはフライデーの記者に電話をし、記事化を止めてほしい旨を伝えた。が、フライデー側は「止められない」。
A子さんが途方に暮れている頃、フライデーがアミューズに記事掲載を事前通告。そして小出からA子さんにふたたび連絡が入った。
「明日弁護士同伴の元、再び会いたい」

「あたかも私の方から金銭を要求したかのようにマスコミに言われて、家族にまで迷惑がかかってしまった。むしろお金で解決しようとしたのは小出君の方だし、さらに謝罪の場でも体を求めてきたんです。
このことを知ってもらいたくて、すべてを話しました。ここまであることないことを色々晒されて、やり直せるか分からへんけど、いつかは子供と穏やかに暮らしたいと願っています」