都内の閑静な住宅街の一角に佇む、レンガ調の一戸建て。黒い重厚な鉄製の門の奥には、手入れされた木々が生い茂る中庭が広がっている。敷地面積は約180坪、土地建物合わせて6億円ともいわれるその豪邸は、南果歩(53才)と渡辺謙(57才)夫婦の自宅だ。だが、ハリウッドで最も成功した日本人俳優が暮らすのにふさわしい瀟洒な邸宅は今、ほとんどの窓のシャッターが閉め切られたまま。そして──。

 発端は3月末の『週刊文春』の報道だった。渡辺とジュエリーデザイナー・A子さん(36才)がニューヨークで密会する姿が写真付きでスクープされたのだ。ふたりの交際期間は3年近くに及ぶという。

「報道後、謙さんは果歩さんにいきさつを包み隠さず話したそうです。ただ、果歩さんのショックはかなりのものでした。浮気や遊びと言い訳できるレベルではなく『本気不倫』でしたから。しかも昨年、乳がんの手術を受け闘病中の果歩さんに、謙さんは寄り添う姿を見せていたにもかかわらず…ですから。果歩さんは3か月近く経った今も全然心の整理がついていないみたいです。ふと考えてしまい、気づいたら何時間も過ぎているというようなことがあるそうです」(芸能関係者)

 冒頭の自宅は、2015年末に建てられたばかりの新築で南の母親も同居していた。しかし、そこから渡辺の姿は忽然と消えていた。

「あれだけの不倫が報じられて、義理のお母さんと一つ屋根の下っていうのは正直つらいでしょう。仕事のかねあいもあるんでしょうが、謙さんは今はホテル住まいを続けているんです」(渡辺の知人)

 5月下旬、ふたりの新居から数箱の段ボールが運び出されていた。南は在宅していたが外には出て来ず、女性の関係者が荷物をタクシーに積み込む。そして警戒した様子で回り道を繰り返しながら走り去って行った。

「生活に必要なものが段ボールに詰められて、謙さんに届けられたようです。果歩さんとしては謙さんの身の回りのものをたたき出してやりたいような気分にもなるでしょう」(前出・芸能関係者)

つづく

週刊ポスト 2017.06.14 16:00
http://www.news-postseven.com/archives/20170614_564161.html