嵐の相葉雅紀(34)が主演を務めるフジテレビ“月9”「貴族探偵」(月曜後9・00)の第9話が12日に放送され、平均視聴率は8・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが13日、分かった。

 2桁復帰はならず、苦戦は続いているが、前週第8話の7・0%から1・4ポイント上昇。第9話は“映像化不可能”の呼び声が高い原作の一編「こうもり」を扱ったが、SNS上には原作ファンから「神改変」などと好評の声が相次いだ。

 初回は“月9”としては昨年7月期「好きな人がいること」(10・1%)以来3クールぶりの2桁スタートとなる11・8%。第2話=8・3%、第3話=9・1%、第4話=8・9%、第5話=8・0%、第6話=7・5%、第7話=7・8%、第8話=7・0%と推移している。

 1987年4月からドラマ枠になった“月9”の30周年を飾る作品。原作は麻耶雄嵩氏の「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」。召使いに推理を任せ、自分は事件関係者の女性と会話を楽しみ、遊びに興じるという異色の探偵(相葉)を描く。相葉が15年4月クールに主演した同局「ようこそ、わが家へ」のスタッフが再集結した。

 第9話は、切子(井川遥)の死の真相と貴族探偵(相葉)の関わりを調べる愛香(武井咲)は、鼻形(生瀬勝久)と一緒に、切子が事故死したとされる渓谷を訪れる。当時の資料を手に入れようと近くの喫茶店を訪れた2人は、店内で作家・大杉(小市慢太郎)の姿を見掛ける。その中、鼻形の携帯電話が鳴り、貴族探偵の執事・山本(松重豊)から、キャンプ場にいる貴族探偵の愛犬が女性の他殺体を発見したと知らせが入る…という展開だった。

2017年6月13日 09:10
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