タレント・坂上忍がMCを務め、芸能社会ニュースをテーマにしたトーク・議論形式が定着した
フジテレビ系の情報番組「バイキング」(月曜、前11・55)の視聴率が、関西地区で
時間帯トップを争う水準まで上昇している。

 同地区では最近は、5月5日に8・3%で同時間帯の他局番組を抑えて首位に立ったのをはじめ、
おおむね6%台を堅守。TBS系「ひるおび!」とトップ争いを展開している。まだ
「ひるおび!」がやや優勢の状況だが、2014年4月にスタートして以来、視聴率低迷に
苦しんだ番組が、3年の歳月を経て視聴者の支持を獲得した格好となっている。

 ライバル局の読売テレビ(同時間帯は日本テレビ系『ヒルナンデス!』を放送)は、
今春の改編時に、昨年から現在の議論形式に移行した「バイキング」に関して
「『バイキング』さんが関西地区で親しまれつつある。関西の方の好みにマッチングして、
数字を持っていることは否めない」と警戒していた。

 一方で関東地区では「バイキング」はおおむね4%台で推移。こちらも番組発足当初に
比べれば、徐々に支持を獲得しているととれるが、現段階では「ひるおび!」
「ヒルナンデス!」やテレビ朝日系「徹子の部屋」を追う格好となっている。

 (数字はビデオリサーチ日報調べ、放送時間30分以上の番組を対象に集計)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170610-00000133-dal-ent