テレビドラマの没落が叫ばれて久しいが、2017年4〜6月期における民放テレビ各局の連ドラが堅調に推移している。「あなたのことはそれほど」(TBS系)、「小さな巨人」(TBS系)、「CRISIS」(フジテレビ系)、「緊急取調室」(テレビ朝日系)、「警視庁・捜査一課長シーズン2」(テレビ朝日)など軒並み平均視聴率10%前後を維持しており、各局とも今後さらなる視聴率アップに期待をかけている状況だ。

 ところが――。ここにきて、これら好調なドラマの中に天国から地獄に突き落とされる可能性が浮上した作品があるという。なんと問題のドラマの出演者に、まさかまさかのシャブ中毒者がいて、当局に内偵されているというのだ。全国紙社会部記者がこう耳打ちする。

「警視庁組織犯罪対策5課と厚生労働省のマトリ(麻薬取締部)が、同時に情報をキャッチしているそうです。仮にその出演者をAさんとしましょう。Aさんのシャブ疑惑が浮上したきっかけは、覚醒剤取締法違反で逮捕された元プロ野球選手の清原和博でした。清原の周辺を洗っているうちに、現役スポーツ選手や有名俳優の名前が出てきたんですが、その中にAさんの名前もあったんですよ」

 常習者との情報もあり、Aは内偵捜査の対象になっているという。

「超人気有名人なのでそう簡単に逮捕というわけにはいきませんが、確実にやっているという情報が入れば、逮捕に踏み切るとのこと。2020年東京五輪が迫っているので、当局はそれまでにドラッグを厳しく取り締まろうと本腰を入れています」(同記者)

 今月2日には、橋爪功の息子で、俳優の橋爪遼が覚醒剤取締法違反で逮捕されたばかり。先月には人気アイドルグループKAT-TUNの元メンバー田中聖容疑者が大麻所持で逮捕された。昨今、ASKAをはじめ、有名人の逮捕に当局は躊躇しないのは確かだ。今回はドラマが好評な分、世間の衝撃は大きい。

「もしそれが事実だとすれば、ドラマは崩壊。DVD化はお蔵入りするでしょうね。今後、芸能人はテレビや映画に出演する際、薬物をやっていないことを契約書に盛り込むべきでしょう。じゃないと、制作サイドがもちませんよ」(前出の関係者)

 芸能界が薬物と手を切る日は来るのだろうか。

https://news.infoseek.co.jp/article/tocana_52696/