内村はあの枠だけはやりたくないだろう

番組終了の原因と影響とその後
1993年6月24日未明、フジテレビ第4スタジオで人気コーナー「やるやらクエストII」の収録中、ゲストとして参加していた香港のロックバンドBEYONDのメンバー黄家駒が
セットから転落して頭部を強打し、重体(急性硬膜下出血、頭蓋骨骨折、脳挫傷)となって東京女子医科大学病院に搬送される事故が発生した。
この事故では内村も転落しており、全治2週間の打撲傷を負った。
6月26日、番組冒頭に「先日、番組収録中に事故があり、皆様にご心配をおかけしましたことをおわび申し上げます。負傷されたウォン・ガークゥイさんの一日も早い回復をお祈り申し上げます。」とのテロップを表示し、通常通り放送された。
番組の最後には、内村が「来週のやるやらはまたナイターでお休みでございます。再来週7月10日にお会いいたしましょう」と予告した。
6月30日16時15分、黄家駒が収容先の病院で死亡した。その夜にフジテレビの村上光一編成局長(当時)が緊急記者会見を開き、番組の今後について
「当面、放送自体が野球ですとかJリーグですとか、24時間テレビといったようなことで、たまたま休みが入りましたので、その間にしかるべき結論を出したいという風に思っています」と発言した。
7月1日、フジテレビの記者会見で番組の打ち切りが正式に決定され、『タイム3』で詳細を公表した。
7月2日、内村がウッチャンナンチャンのオールナイトニッポンで仕事復帰。
番組冒頭より今回の事件に関して二人の口から語られ、黄家駒への追悼としてBEYONDの曲をかけ、リスナーからの届いた励ましの便りなどを紹介した。
7月3日、ナイターが雨で中止となるも『やるやら』は放送されず、代わりに峰竜太、中山秀征、鷲見利恵による司会でジャパンプロデュース製作の特番が放送された。
7月10日、土曜20時『フジテレビ人気番組の最終回全部見せますスペシャル』の冒頭で、フジテレビの露木茂アナウンサー(当時)が本番組打ち切りによる御詫びの挨拶がなされた。