将棋の史上最年少プロ、藤井聡太四段(14)が7日、大阪市内の関西将棋会館で行われた「第2回上州YAMADAチャレンジ杯」3回戦で、
宮本広志五段(31)に141手で勝ち、デビュー戦以来の公式戦連勝記録を23に更新した。歴代の連勝記録では、羽生善治3冠(46)ら
3人を抜いて単独3位に躍り出た。

 午前10時から始まった都成竜馬四段(27)との1回戦、午後1時からの阪口悟五段(38)との2回戦を突破し22連勝。迎えた宮本五段
との3回戦は、相穴熊で進み、最後は互いに秒読みとなる中、宮本五段の粘りを振り切った。

 2日の棋王戦予選第6組決勝で澤田真吾六段(25)下し、連勝を20としていた藤井四段。この日、連続白星を一気に3つ重ね、羽生3冠
ら3人の持つ22連勝の記録を上回った。次戦も勝ち24連勝なら、丸山忠久九段(46)と並び歴代2位となる。なお、連勝記録の歴代1位
は神谷広志八段(56)が1987年、五段時代に達成した28連勝。

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