>>1の続き
 バルベルデは選手としてはアラベスでキャリアをスタートさせ、その後スペインのチームを転々としたのち、ヨハン・クライフ時代のバルサで2年間プレーしている。

バルサの経営陣はこれまでヨハン・クライフをはじめとする歴代の監督たちが築いた哲学を理解する監督を求めており、たとえ短い間であってもバルサで現役時代を過ごした経験のあるバルベルデは監督の位にまさにうってつけだったのだろう。

 そしてバルベルデは監督としてはアスレティック・ビルバオとギリシャのオリンピアコスをそれぞれ2度、エスパニョール、ビリャレアル、バレンシアを1度ずつ率いた経験がある。
多くの戦術を持つ監督として知られ、4−3−3、3−5−2、4−1−4−1、また最近では4−2−3−1など様々なフォーメーションを起用してきた。

 特にアスレティック・ビルバオでの2期目には、スペイン代表FWアリツ・アドゥリスをワントップに置いた4−2−3−1を多く起用し、アドゥリスはここ2、3シーズンで最も好調なパフォーマンスを見せた。
バルサではどのようなフォーメーションが採用されるかまだ不確かではあるが、おそらくネイマールとルイス・スアレスをトップに配置し、メッシを中盤深い位置に置く4−4−2のシステムを起用することが考えられる。