観月ありさ主演ドラマ大不振で「連ドラ主演記録」終了へ
 
 観月ありさが主演している連続ドラマ『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジテレビ系)は、第6話の平
均視聴率がわずか4.2%だった。

 第1話の6.9%から徐々に下降線を辿り、ついには5%を切るという事態に、視聴者からは「40歳過ぎのおばさん
が20代の役をやるとか、無理過ぎだろ!」などと、あらためて失望の声が広がっている。

 原作は、小説投稿サイト『エブリスタ』で掲載されたウェブ小説で、『電子書籍大賞ミステリー部門』優秀賞を受
賞している。その後には書籍化もされ、月刊漫画雑誌『ヤングエース』で漫画版も連載されている。

 シリーズ累計部数100万部を突破した人気のミステリーだけに、放送前から期待が高まっていたが、ふたを開
けてみれば低視聴率の“爆死”状態。フジテレビの制作がまたもや失態を演じる格好になった。

 「大人の事情」が絡み合って観月が主演に

 「このドラマは、観月ありさが26年連続30回目の連ドラ主演を達成する節目として制作されました。そもそも最初
から“記録”ありきのドラマなのです。観月はスタイルこそいいですが、演技はお世辞にも上手いとは言えません
し、結婚後には『料理は作らない。掃除はダスキンを頼む』という発言をしているので、視聴者から共感を得られる
ような親近感もありません。知名度だけはあるので、スポンサー受けはいいのでしょうが、あまりにも視聴者受け
を無視した配役だということを、フジテレビもそろそろ気が付くべきです」(芸能記者)

 原作が人気作品の場合は、ファンの思い入れも強いため、テレビ局が勝手に設定を変えてしまうと反発が起こ
ることもある。

 「原作では20代の女性が高校生の少年を振り回すから楽しいし、そこが面白さの“キモ”なのです。四十路の観
月に合わせたのか、本来高校生の正太郎役が29歳の『Kis-My-Ft2』藤ヶ谷太輔。こちらも最初からジャニーズあ
りきの配役でしょう。こんなのだったら最初からドラマ化などしてほしくなかったです」(原作ファン)

 同局で前クール“月9”枠だったドラマ『突然ですが、明日結婚します』は、出演者がクランクイン1カ月前に続々
と降板するという緊急事態が発生した。その際に主役は急遽、観月と同じ芸能事務所の西内まりやに決まってい
たのたが、このときの“借り”を返す形で、今回のドラマで観月の主演が決まったという。

 大人の事情も分からなくはないが、視聴者は本当に面白いドラマが見たいだけだ。観月の連ドラ主演記録は、
もう終了でいい。

まいじつ:
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12156-23295/