山形県米沢市の私立米沢中央高校の男子バレー部内でいじめがあり、加害者側の2〜3年生6人を5月30日付で停学に当たる「特別生活指導」としていたことが3日、同校への取材で分かった。被害に遭った1〜2年生の5人は現在も通学しているが、うち1人は退部の意向を示しているという。

 同校によると、加害者側の部員はキャプテンと主力メンバーが中心で、現在はほかの生徒とは分かれて生活指導を受けている。同校のバレー部は全国大会出場経験もあり、県内でも強豪。

 いじめは昨秋ごろ、部内でのトレーニング方法をめぐるトラブルをきっかけに始まった。今年度に新入部員が加入してからも、暴行したり飲食物をおごらせたりしていたという。

5月22日、2年生の部員が鼻血を出しているのに気付いた部外の生徒が学校に伝え、発覚した。佐藤俊典教頭は「どんな形であれいじめは許されない。万全を期して再発を防止したい」と話している。 

2017年6月3日 16時53分 時事通信社
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