2017.5.31 04:00

 4人組ロックバンド、T−BOLANが21年ぶりに新曲を制作することが30日、分かった。
8月16日発売のベスト盤「T−BOLAN〜夏の終わりにBEST〜LOVE SONGS+1&LIFE SONGS」に収録される。

 1991年にデビューした彼らは、「離したくはない」「マリア」などヒット曲を連発。
しかし、ボーカルの森友嵐士(51)が心因性発声障害となり95年から活動休止状態に。のどの復調が見込めず、99年12月に解散した。

 それぞれ別の道を歩んでいたが、森友ののどが完治し、2012年に再結成。99年にできなかった解散ライブを14年4月に行い、「やりきった」と再び活動を休止した。

 しかし、15年3月にベースの上野博文(51)がくも膜下出血で倒れ、高次脳機能障害を発症。
家族の献身的な看病もあり約1年で退院した際、「ステージに立ちたい」という上野の思いに応え、昨年大みそかにカウントダウンライブを開催。
そこで4人は「2017年、再始動します」と宣言していた。

 言葉通り、8月にアルバムを発売し、21年ぶりの新曲を収録。代表曲「離したくはない」をほうふつさせるラブバラード(タイトル未定)だ。
9月に東名阪をまわるツアーの開催も決定。上野は日常生活を送れるまでに回復したが、体調を考慮して、ステージでは数曲を演奏する予定。

 森友は「上野の奇跡の復活が、改めてバンドという一つの家族の意味を引き寄せてくれた」と感慨深げ。
「みんなの笑顔に会えるのを楽しみにしてるよ」と再始動に胸を高鳴らせている。


T−BOLANの森友嵐士
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T−BOLANの五味孝氏
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T−BOLANの青木和義
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T−BOLANの上野博文
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