57分に放った高木のシュートが唯一の…。

 日本の5大会ぶりとなったU-20ワールドカップへの挑戦は、ベスト16という結果に終わった。

 日本は立ち上がり、ベネズエラの勢いに押し込まれたものの、堅実な守備からリズムが生まれると、次第にパスがつながり始めチャンスを掴んだ。

28分の堂安のクロスバー直撃のFKや、57分の高木の1対1のシーンなど決定的な場面が幾度か訪れた。一方で日本は身体を張ったディフェンスでベネズエラにさほど多くのゴールチャンスを与えなかった。

 試合を通じ、どちらかと言えば日本の方が決定的なシーンを多く築いた印象だ。ボール支配率でも日本が53%とベネズエラを上回っていた。

 しかし、日本は合計12本のシュートを放ちながら、枠内シュートは高木の1本のみ。対してベネズエラも計17本で枠内シュート3本と精度は決して高くなかったが、勝負どころのセットプレーで仕留めてみせた。

 日本の内山監督も「ここだという時の精度」を今後の課題に挙げていたが、まさにアタッキングゾーン、最終局面での精度が勝負を分ける形となった。ボール支配率で上回り、チャンスの数でも決して引けを取らなかった日本にとって、改めて課題が浮き彫りとなるゲームとなった。

 日本対ベネズエラ戦のスタッツは以下の通り。左が日本、右がベネズエラの数値。

ボール支配率 53%:47%
シュート数: 12:17
枠内シュート数 1:3
枠外シュート数 11:9
被ブロックシュート数 0:5
ファウル数 17:20
コーナーキック 2:6
オフサイド 1:1
フリーキック 21:18
セーブ数 2:1

SOCCER DIGEST Web 5/30(火) 22:41配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170530-00026302-sdigestw-socc