30日ホーム戦での勝利が必須の鹿島、永木はサポーターに共闘を呼び掛ける

 鹿島アントラーズのMF永木亮太は、30日に控えるAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ベスト16第2戦の広州恒大戦に向け、本拠地で行われる”地の利”を最大限に発揮する必要性を訴えた。海外メディア「FOX SPORT」のアジア版が報じている。

 鹿島は23日、ACLベスト16の敵地第1戦で広州恒大と対戦し、0-1で敗れていた。ホームで行われる第2戦では中国王者相手に勝利が必須となるが、鹿島は負傷者が相次いでおり、ベストメンバーをピッチに送り出せない状況にある。それでも永木は逆転突破に向けてサポーターに共闘を呼び掛けている。

「僕たちは広州恒大にアウェーチームとして、ぜひとも僕たちのホームの雰囲気を経験してもらいたい。だから、サポーターにはともにその雰囲気を作り出してもらいたい。ホームゲームでは常に勝利が義務付けられている。ただ最近、Jリーグでは本拠地で勝ち点3を取ることに苦戦を強いられている。ACLのホームゲームで勝利することができれば、次のステージに上がるチャンスを手にできる。そのためにも、サポーターが作り出す雰囲気が必要になる」

「レアルとバイエルンの顔合わせ」

 永木は敵軍のキープレイヤーとして、MFパウリーニョ、FWリカルド・グラール、FWアランのブラジル人トリオを挙げる。「彼らのプレースタイルはとてもアグレッシブなもので、それが試合の勝敗を分ける。僕たちは彼らのアグレッシブなダイレクトプレーに注意を払わなければならない」と警戒心を強めた。

 同メディアでは以前、ACL特集の記事で鹿島と広州恒大の対決に焦点を当て、日本と中国の歴史で最も成功を収めている両チームの対戦を「レアル・マドリードとバイエルン・ミュンヘンの顔合わせ」と紹介し、最大の注目試合として取り上げていた。

 今季のACLでは、日本と中国からそれぞれ3チームが決勝トーナメントに進出しているが、両国を代表する2チームの勝敗は、今大会を大きく左右する分岐点なのかもしれない。

Football ZONE web 5/30(火) 7:30配信
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