野茂の再来だ!7戦連続2桁K狙う楽天・則本に米の評価急上昇
サンケイスポーツ 5/30(火) 7:00配信

 6月1日の巨人との交流戦(Koboパーク)で7試合連続2桁奪三振のプロ野球新記録を狙う楽天・則本昂大投手(26)に対する米大リーグの評価が急上昇していることが29日、分かった。
25日に野茂英雄(当時近鉄)以来となる6試合連続2桁奪三振をマーク。大リーグ関係者は、則本に野茂の再来を期待し、救援投手としての適性も見いだしているという。

 日本で奪三振ショーを繰り広げる則本の活躍は、米国にも届いている。次の登板となる1日の巨人戦を控え、大リーグ関係者が明かした。

 「年に1度だけチェックすればいい存在から、より獲得を具体的に考えて視察を増やす球団が出てくるでしょう」

 この春から、則本への評価は高まっていた。ある大リーグ球団のスカウトは「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本ラウンドで最高の評価を得たのはノリモト。98マイル(約158キロ)を表示したとき、ネット裏のスカウト陣は驚いていたね」と振り返る。
力強い直球とスライダーやフォークボールなどの鋭い変化と精度を高評価。菅野(巨人)や千賀(ソフトバンク)以上に、強い印象を残した。

 別のスカウトは「今すぐメジャーでクローザーを務められる力がある。マウンドでの振る舞い、性格的にもリリーフ向きとみる球団はあるだろう」とリリーフの適性も見いだしていることを明かした。
近年、救援投手の価値と需要は高まるばかり。また「三振を奪える能力を示している。スカウト同士の会話でもサイズ(1メートル78)は関係ない、と言っている」と、上背がないことがマイナスにはならないとした。

 則本は今季から楽天と3年契約を結び、ポスティングシステムを使ってのメジャー移籍は早くても2019年オフ。公言はしていないが、契約交渉の席では、メジャー挑戦に関しても話し合われたもようだ。

 日本人大リーガーのパイオニア、野茂を記録で超えようとする右腕。メジャーからの視線は熱くなるばかりだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170530-00000022-sanspo-base