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能年は実力でもぎ取った仕事はないが、実力をみこまれて特別指名の仕事が終わった
ばっかり。それもメガトン級の作品。賞という賞を総なめ、東京テアトルのような弱
小配給会社では考えられない25.1億円の大ヒット。もしこれが東宝系の大手で大宣伝
を繰り出していれば最低でも100億円を超えていただろう。
東京テアトル始まって以来の最高興業収入で、未だロングラン上映中。「この世界の片隅に」
の片淵監督は、ほかの俳優さんは考えなかったのかとのインタビューに答えて、のんちゃん
以外ほかにいないでしょう。作り始めから、のんちゃんの声でイメージをつくってコツコツと
創りあげていったと答えている。
この大ヒットのために東京テアトルの株価がストップ高の急騰を演じた。
片淵監督はこうも言った。これはのんちゃんの映画ですと。
直前までレプロとのトラブルで干されていた女優が復帰した途端、ホームランをかっとばしたのだ。
有村架純にできる芸当ではない。
これであまちゃんの天野秋というはまり役と、北條すずという後世まで見続けられる名作のヒロイン
のキャラまで獲得した。出版、新聞からのオファーは殺到しているし、岩手からメキシコまで東奔西走
でスケジュールは真っ黒だ。
能年はオワコンと思っているのは、テレビしかみない人間だ。
現在スポンサー契約も8社にのぼり、すきなアートで本はだすは、ホコモラのん
というファッションブランドを創作し、限定販売分は2週間で売り切れた。キャンペーン
には多くの人が押し寄せて、久々にイトキンのショールームが活性化した。
TVや映画の出演料はタカがしれているが、スポンサー契約だと億単位の金
を生み出す。