渋谷区内を運転中の車内に大麻を隠し持っていたとして、警視庁渋谷署は25日までに、世田谷区の元KAT−TUNの歌手田中聖容疑者(31)を大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕した。
署によると、田中容疑者は調べに対し「車の中にあった大麻は自分のものではない」と容疑を否認しているという。

逮捕容疑は24日午後6時50分ごろ、渋谷区道玄坂2丁目の路上で車を運転中、車内に乾燥大麻を隠し持っていた疑い。

署によると、24日午後6時過ぎ、渋谷区内の繁華街で車を運転していた田中容疑者と、警視庁自動車警ら隊の車両がすれ違った。
この際、田中容疑者の車が加速するなど不審点があったといい、自ら隊員が停車を求め、車内にあった乾燥大麻の花穂部分(通称バッズ)1つが、運転席と助手席の間のフロアに落ちていた。
渋谷署員が鑑定を行ったところ、大麻成分が検出されたため、午後6時50分ごろ、現行犯逮捕したという。

捜査関係者によると、田中容疑者は逮捕時、薬物やアルコールの影響下にあるような状態ではなかったという。車は本人名義で、同乗者はいなかった。
渋谷に来た理由について、「渋谷に友だちに会いに来た。駐車場を探していた」と話しているという。署は今後、尿検査や家宅捜索などを行う方針。

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2017年5月25日 18時55分 日刊スポーツ