22日に放送された『貴族探偵』(フジテレビ系)6話の視聴率が7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。またもワースト更新である。

相葉雅紀の「貴族演技」が微妙という声や、豪華キャストがまったく活かせていないという意見、
コントのような雰囲気と緊張感のなさなど、とにかく酷評が目立つ同ドラマ。これほど視聴率が下がるのも当然といえる。

一部報道では、これまで同枠に縁のなかったM3層「50代以上男性」の評価が高いということで、新たな可能性を示したという声もあったが、結果は伴っていない。

20代女性の評価はさほどという状況だが、実はこの「M3層から高評価」という点が、『貴族探偵』の数字を落ちるところまで落とす可能性を秘めているという。

「BS-TBSで同時間帯に放送中の15分×4番組(3本は再放送)『吉田類の酒場放浪記』が強力なライバルといえます。
同番組は、酒場ライター、画家、作家でもある吉田類さんが街の居酒屋をふらりと訪れ酒を飲むのを軸に、常連客との触れ合ったり街を探訪したりという番組で、同局の看板番組ともいえる人気コンテンツ。

一時はBSとは思えないレベルの視聴率を獲得した時期もありましたが、同番組はまさに『M3層』が見そうな番組です。
最近は若者にも人気とのことですが、凋落の見える月9とは勢いが違います。まさかの世代のバッティングも影響しているのでは……」(記者)

近年の月9は若者を対象にした恋愛ものが多かった。それでも数字の減少を止められない中、
豪華キャストで逆転を狙った『貴族探偵』。しかし、まさかそこに他局(しかもBS)の怪物が待ち構えていようとは……。

無論、数字に相関関係があるのかは謎だが、ここ数年の凋落傾向に輪をかけて、という印象はある。

何をやっても裏目状態の月9。最後には「BSの酔っ払いオジサン」にも敗北してしまうのか……さすがにぐうの音も出ないのではないか。

http://dailynewsonline.jp/article/1313622/
2017.05.23 15:12 ビジネスジャーナル