アルゼンチンの老舗が「なんて15歳だ!」と銘打ち。

 南アフリカ戦の快勝劇から一夜明け、欧米の各国メディアがこぞって取り上げたのが、決勝アシストでU-20日本代表に勝利をもたらした久保建英だ。なにをおいてもまず、その15歳という年齢に衝撃を受けたようだ。

 世界の報道機関はどう伝えたのか。いくつかの記事をピックアップして紹介しよう。

「なんて15歳だ!」との見出しで久保を称えたのが、アルゼンチンの老舗スポーツ紙『Ole!』のインターナショナル版だ。
 
「マシア(バルセロナの下部組織)出身のリトルボーイのパスがアジア王者の日本に勝利をもたらした。そう、彼はまだ15歳。そう、20歳以下の大会で5歳も飛び越してプレーしているのだ」と驚きをもって報じ、「福岡のバルセロナスクールで才能を見出された」と、マシア時代の写真を使い、その生い立ちを書き綴っている。
 
 ポルトガルからはスポーツオンラインの『MAIS FUTEBOL』。そのヘッドラインは「15歳のアシストが試合を決めた」で、「59分に登場するや流れを変え、すぐさまピッチ上の主人公となった」と褒めちぎった。「バルセロナで将来を嘱望されていたが、契約上の問題で日本への帰国を余儀なくされた。現在はFC東京で才能を育まれている」と記している。
 
 U-20ワールドカップのホストントリー、韓国国内でも話題沸騰。『朝鮮日報』オンラインは「背番号20のあどけない日本人選手が準備を始めると、サポーターから歓声が上がった。日本サッカー界が『天才』と呼ぶ久保建英だ。我らのイ・スンウが『韓国のメッシ』と称されるように、久保は日本で『リトル・メッシ』と呼ばれている」と説明。
 
 さらに、「所属チームはもちろん、日本のサッカー界全体が久保をサポートしはじめた。2020年の東京オリンピックを控え、さまざまな代表チームに久保を選抜してキャリアを積ませている」とした。

『ESPN』は「(南アフリカの)守備陣を完全に欺いた」。

 日本が初戦で対戦した南アフリカのサッカー専門サイト『SOCCER LADUMA』は、「1−0とリードしてからお互いに好機があり、我らがアマジタ(U-20南アフリカ代表の愛称)はスコアをダブルにできる可能性が十分にあったが、あの時間帯に逃がし続けたのが結果的に響いた」と悔やみつつ、「15歳の久保はピッチに入るやいなや、立ちどころに才能を見せつけた。ゴールにこそ繋がらなかったが、いきなり小川に通したスルーパスは見事」と評した。
 
 そのほか、『ESPN』は堂安律の決勝点を導いた久保の折り返しを「(南アフリカの)守備陣を完全に欺いた」と伝え、『EURO SPORTS』は「日本のヤングアタッカーたちが躍動した。なかでも久保建英は15歳ながら観衆を大いに沸かせた」と報じている。
 
 先発かベンチスタートかは定かでないが、水曜日の第2戦・ウルグアイ戦でも確実に出場機会は訪れるだろう。1年前、高円宮プレミアリーグに飛び級で出場して話題をさらっていた神童は、ついに世界中のメディアの関心を集めるまでの存在となった。

SOCCER DIGEST Web 5/23(火) 6:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170523-00025994-sdigestw-socc

【サッカー】<U-20W杯>日本代表、小川&堂安のGOALで南アフリカに逆転勝利!15歳久保が決勝点を絶妙アシスト!初戦を勝利で飾る★4
http://hayabusa9.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1495450924/