問題は再戦して、同じ戦法で勝てるかどうかだな。

オマイラ、若いもんは知らねーだろうけど、昔、ファイティング原田のこういうのがあってだな、
再選で、対策を取られて負けたんだよ。

幻の三階級制覇[編集]
1969年7月28日、WBC世界フェザー級王者ジョニー・ファメション(オーストラリア)への挑
戦が決まった。王者の地元シドニーでの敵地開催。
原田の圧倒的不利は否めない状況だったが、原田はこの試合で2R、11R、14Rと3度のダウンを
奪ってみせる。中でも14Rに奪ったダウンは強烈で、このダウンで王者のファメションは半ば失
神状態に陥っていた。誰の目からも10カウント以内に立ち上がれそうにないことは明白だったが、
この試合のレフェリーを務めていた元世界フェザー級王者のウィリー・ペップは、あろうことか
カウントを途中で放棄すると失神していたファメションを無理やり立たせ試合再開を促したのだっ
た。続く15Rを王者は必死の防戦で逃げ切り勝敗は判定にもつれ込まれた。それでも3度のダウン
を奪った原田の勝利は揺るぎないものと思われたが、
ここでもレフェリーを務めたペップは判定の結果が出る前に両者の腕を上げた。つまり、「引き
分け」で王者の防衛ということだった。

この結果に、地元でありながら王者とペップにはブーイングの嵐が起こる。逆に判定に不服を申
し立てることも無く、潔く健闘を称えあった原田には惜しみないスタンディング・オベーション
が贈られるという始末だった。

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