村田の所属する帝拳ジムの本田明彦会長は判定に対する怒りを口にした。「ひどすぎだ。負けは絶対にない」と声を荒らげた。

 試合前は「これだけ注目される中、負けているのに勝ちにされたら困ると思っていた」と日本寄りの判定が下るケースを懸念していたという。

 だが試合後は観戦した世界のボクシング関係者から「村田が取られたのはせいぜい1、2回だけではないか」といった声が上がったといい、「(エンダムを支持した)あの2人以外、誰に聞いたって全員(村田の)勝ちだといっていた」といらだちを隠せなかった。

 一方で試合途中で採点を公開するWBCと公開しないWBAの違いを挙げ、「楽な展開になったから慎重になった。ちょっと大事に行き過ぎた」と読み違いを悔やんだ。

http://www.sankei.com/sports/news/170520/spo1705200050-n1.html