タキシード姿の木村は、上映直後に2300人の観客からスタンディングオベーションを浴びると、席から立ち上がって、少し照れくさそうに笑った。うなずきながら三池監督、杉咲花(19)と続けてガッチリ握手し、ホッとしたような表情を浮かべた。三池監督の手をつかんで掲げ、観客にアピール。13年ぶりのカンヌ国際映画祭で、作品に対する確かな「答え」を、身をもって感じた。
上映を終えて30分後、三池監督、杉咲とともに取材に応じた。「カンヌの方は、格好はフォーマルだけど、映画の見方はすごくカジュアル。拍手だったり、笑い、驚きを、そのまま表現してくれて。今日の上映は一方通行じゃなかったなと思えて、すごくうれしかったです」と満足げだった。
撮影がクランクアップした昨年1月は、SMAP解散騒動の渦中にいた。騒動を経て、同8月に解散発表、年末をもって解散した。木村は常に話題の中心だったが、時には批判の的ともなった。「無限−」は解散後初の公開となる主演作。木村が最初に事務所残留を選択したこともあり、インターネット上などでは、作品の出来栄えについて、否定的な意見も見られた。
「まあ、ネガティブキャンペーンじゃないですけど、そういうことがあるのも事実だし、あっても全然構わないと思いますけど」
自身への「否定派」の存在を受け止めた上で、自信を持って言い切った。
「間違いない三池崇史監督がいるし、杉咲花がいる。他の共演者もスタッフもいる。自画自賛ということではなくて、満足感を得られる時間を、今日の上演後に感じることができたのが、一番間違いない『答え』なんじゃないかと思います。僕らはしっかりとした『答え』を持っているので」
外部からの「雑音」があってもブレない強い心を強調した。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
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