J1清水エスパルスは20日、浦和と対戦(埼玉、午後2時)する。19日は三保で非公開調整。2トップで先発するFWチアゴ・アウベス(24)とFW鄭大世(33)のゴール競演で4年ぶりの埼スタ勝利をもくろむ。

 清水の誇る“ツインバズーカ”が、赤い悪魔を撃破する。浦和と初対戦するチアゴは「楽しみにしています。相手に関係なく自分たちのサッカーをする」と腕をぶした。

 来日から約2か月。調子はうなぎ登りだ。公式戦は7戦4発。前節の鳥栖戦では芸術的なミドルシュートを放り込んだ。3戦連発を目指す助っ人は「観客が多い方がモチベーションが上がるよ」とニヤリ。浦和サポで埋め尽くされるスタンドを沈黙させるつもりだ。

 敬虔(けいけん)なクリスチャンはゴール後、お祈りポーズを披露してきた。報道陣から新パフォーマンスを問われると、「(手で)Mというのも考えている」と、まもなく来日するマリリア夫人、息子のミゲル君にささげるポーズを提案。さらに最近はすしにはまっているといい「すしポーズ? それもいいね」と笑顔。日本ハム・レアードに負けないパフォーマンスが飛び出すかもしれない。

 一方、テセはスランプ脱出を模索中。開幕から6戦4発と好調だったが、最近5試合は不発。前節の鳥栖戦はフリーで迎えたGKとの1対1を止められるなど、らしくなかった。「1点取れば、どうってことないって思える」。昨季J2では5戦ノーゴールの後、7戦連発も経験。エースの言葉通り、1点取ればケチャップのごとくドバドバとゴールできるはずだ。

 チームは5戦勝ちなし。“CT砲”初のアベック弾で、約1か月半ぶりの白星を手中に収める。(武藤 瑞基)

スポーツ報知 5/20(土) 7:55配信
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