竹原は毎試合減量苦でコンディションが整わなかったのが痛い。ボクサーとしての言い訳にはならないが。だから打たれたら効き過ぎた。ミドル級だから貰ったら当たり前に効くし。そしてスタミナが切れ気味でバランスが悪くなって終盤パンチが当たらなくなる。
ただ、チンピラで終わりそうな人生を、ボクシングに賭けてひたむきに努力した結果、おそらく日本ボクシング史上トップレベルの多彩なパンチを身につけた。特にストレートを途中まで同じ軌道で上下に打ち分ける
技術は竹原が1番だと思う。チャンピオンになっても不思議じゃなかった。ただ、倒しに行くまでのパンチの組み立ては最高だが、仕留めに行くと力んでしまう癖が最悪だった。力んで当たりがズレちゃうんだよね。肝心のところで。
でも、日本じゃテレビでよく放映されるから軽量級のボクサーの動きが当たり前、ポピュラーみたいな感じになってるから解りにくいかもしれないけど、竹原はボクサーとして身に付けたテクニックは日本人チャンピオンの中でもでも上位だったと思うよ。
階級が重めだからダメージもきついから長くはできなかったけど。ミドル級のパンチなんか
グローブ無かったら死ぬで。