そもそも松田聖子は歌手としてデビューできないはずだったらしいね
サンミュージックは、聖子と同期所属の大型新人の中山圭以子をデビューさせる時に
以後2年間は中山圭以子以外の新人を歌手デビューさせずに
中山さんだけを全面バックアップするという約束をしていた
「新田明子」という芸名は、最初に中山さんに提示された芸名で、彼女も断っていた芸名
中山さんを2年間大々的に売り出す間
サンミュージックは松田聖子を女優として育てるつもりだった
(今考えると、恐ろしい選択、松田聖子はすげー大根だから・・・)

サンミューが中山さんのために取ったデビューの大型タイアップ
そのCMの商品が薬事法にひっかかって流れてしまう
そのためのプロモーションも全部おじゃん
そっから流れがガラッと変わる、松田聖子の前倒し歌手デビューの決定
意気消沈のソニー宣伝部でも
同じくソニーの若松氏が「こういう子もいるぞ」って聖子のデモテープを他の宣伝部に聴かせたら
宣伝部が「こんな子がいるのに、なぜ隠してるんだ!」って若松氏に怒ったという
若松氏は「お前らがちゃんと見ていなかっただけだろ」ってやり返したという
(若松氏とは聖子を久留米から引っ張ってきた人)

そこから、松田聖子を歌手として押していこうと
ソニーの体制がシフトしていく、サンミュージックもしかり
会社の関心が自分から聖子に変わっていく流れを肌で感じながら
聖子への嫉妬と、業界や大人への不信感、自分のふがいなさ、
運の悪さに嘆く、たらればの連続が散見される
中山圭以子さんの当時の事を綴ったブログを以前見たけど
あまりに生々しい業界話で…