2017年5月20日 1:31

D.A.N.初のワンマンツアー「TEMPEST」が5月14日に東京・LIQUIDROOMにて終了した。

このツアーはD.A.N.が最新ミニアルバム「TEMPEST」を携え、大阪、愛知、東京を回ったもの。各公演のチケットはソールドアウトし、超満員となった東京公演では「TEMPEST」のミックスエンジニアを務めたAOKI takamasaが開場時のDJを担当し、開演前からフロアの熱気を高めた。

桜木大悟(G, Vo, Syn)、市川仁也(B)、川上輝(Dr)、サポートメンバーの小林うてながステージに現れ、彼らが音を重ね始めると歓声が上がる。4人は青い光に包まれながら「Zidane」を演奏。ヘヴィなビートでフロアを踊らせたあと「SSWB」へ。
小林によるスティールパンのミステリアスな音色と市川が鳴らすループ感のあるベースサウンドで観客を惹きつけていく。淡々とビートを刻む川上のすぐ横で桜木は両手を上げ、ファルセットボイスで会場を包み込んだ。
曲の終わりで、桜木はファンにはなじみ深いサンプリング音声を流し、次の楽曲を予感させる。そしてその予感は的中し、そのまま「Ghana」へと突入。少ない音数でありながらグルーヴ感のあるライブアレンジでフロアをさらなる盛り上がりへと導いていく。

続いて披露された「Native Dancer」では生ドラムとパッドによる力強いダンスビートと浮遊感のあるファルセットボイスを重ね、フロアに高揚感をもたらす。「Dive」では楽曲とシンクロした照明演出も相まって観客に鮮烈な印象を与え、「Time Machine」では桜木がメロウな歌声を響かせた。

桜木は「ここにいる人は、みんなD.A.N.のこと好きってことですもんね。感慨深いです」と言葉通り感慨深げな表情を浮かべ、ライブが終盤戦に向かっていることを明かす。バンドは「Shadows」「Now It's Dark」と続け、ラストはツアータイトルにもなった10分超えのナンバー「Tempest」で締めくくった。
アンコールでは各メンバーが鳴らすサウンドがせめぎ合う「Morrison(inst)」、グルーヴ感満点の「Curtain」の2曲が披露され、D.A.N.初のワンマンツアーの幕は下ろされた。

D.A.N.はワンマンツアーファイナルが行われたLIQUIDROOMの移転13年企画の一環として、8月13日に同ライブハウスにてtoeとツーマンライブを実施。本日5月20日12:00よりチケットぴあにてチケットのプレリザーブ受付がスタートする。

◆D.A.N. ONE MAN TOUR "TEMPEST" 2017年5月14日 LIQUIDROOM セットリスト

01. intro
02. Zidane
03. SSWB
04. Ghana
05. Native Dancer
06. Navy
07. Dive
08. Time Machine
09. Shadows
10. Now It's Dark
11. Tempest
<アンコール>
12. Morrison(inst)
13. Curtain

(以下略、全文はソースをご覧ください。)


「D.A.N. ONE MAN TOUR "TEMPEST"」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(Photo by Ray Otabe)
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