巨人のお騒がせ助っ人が久々の大暴れだ。マイルズ・マイコラス投手(28)が、19日のDeNA戦(横浜)に先発。
6回まで、わずか66球で1安打無失点に抑える完璧な投球内容だった。ところが味方が2点を先制した裏の6回に
5安打を浴びて3失点し、逆転を許すとイライラを抑えきれず暴発した。

まずは降板時に三塁塁審を指差しながら、顔を紅潮させてスイング判定への不満をブツブツ。さらにベンチへ
戻っても“奇行”を繰り返した。壁に設置された扇風機に手を伸ばし、一度外したかと思うと、首をかしげながら、
元の位置へ。その後、ようやくベンチに腰を降ろしたが、怒りは収まらない。チームメートもあ然とするなか、
バットをメリメリとへし折ると、“Fワード”を連発しながら前列を連続キック。ベンチ裏に下がっても噴火は続き、
叫び声と物を投げつける大きな音が何度も響き渡った。

それでも、チームが逆転勝利を収めると、試合後のマイコラスは何ごともなかった表情。「後半うまくいかないところも
あったが、全体的には良かった。(6回は)ちょっとフラストレーションがたまるイニングだった」とサラリだった。

思い起こせば、昨季のDeNA戦で小林誠のキャッチングに激怒し、バットをへし折ったのも、横浜スタジアム。
前日は「屋外球場なのだから、人工芝ではなく、天然芝に張り替えたほうがいい」と持論を披露していたが…。
どこか因縁を感じるマイコラスのハマスタ登板から、今後も目が離せない。

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