「真面目に40年以上頑張ってきた」高須克弥(その3)

7人の医師を脱税で医業停止処分に
https://www.tabisland.ne.jp/news/news1.nsf/2a03c8904e6f853f492564990021bb43/7a6c69157be10d78492566d4001387c8

作成日:1998/12/08  提供元:21C・TFフォーラム

犯罪や不正を働いた医師及び歯科医師の行政処分を検討する
「医道審議会」(厚生大臣の諮問機関)は、このほど
脱税による医業停止7人を含む26人(免許取消し3人、医業停止23人)の処分を
宮下創平厚生大臣に答申し、処分は決定された。

犯罪の内容をみると、脱税が診療報酬の不正請求や詐欺、医師法違反を上回り最も多かった。
脱税により今回処分された主な医師は、(1)診療報酬の一部及び薬品の
架空仕入れの計上により2年間で約3億円を脱税し、最高裁で懲役1年、
罰金7千万円の判決を受けた寝屋川市の渡邊健夫(渡辺病院)医師に医業停止2年、
(2)実母が同人の雇用している経理事務等責任者と共謀、診療収入の一部を除外し
3年間で約9億円を脱税した最高裁で罰金2億円の判決を受けた
名古屋市の高須克彌(高須クリニック)医師に医業停止1年など。

「医道審議会」で検討される処分の対象となる医師は、都道府県の医師主管課が
収集した不正案件を厚生省が整理したもの。脱税が処分の対象に加えられたのは
医師としてのモラルが問われ出した昭和56年の審議からで、
今年4月までに免許停止1名、医業停止52名の合計53名が処分されている。
脱税医師はごく一部ではあるが、他の犯罪と比べ厳しい行政処分がくだされるにも
かかわらず近年増加しつつあり、モラル欠如に対する社会的責任が厳しく問われそうだ。