2020年東京オリンピックのサッカーの会場について、日本サッカー協会は、すでに決まっている6つの会場に追加する施設を茨城県のカシマスタジアムに一本化することを決めました。この案は、組織委員会を通じて、今後、IOC=国際オリンピック委員会の理事会に提案されるということで、承認されれば、カシマスタジアムが7つ目のサッカー会場として正式に追加されます。

東京オリンピックのサッカー会場には、東京の新国立競技場と東京スタジアム、北海道、宮城、埼玉、神奈川の合わせて6か所がすでに決まっています。

しかし、FIFA=国際サッカー連盟から、順調に日程を消化するために競技会場を追加するよう要請があり、日本サッカー協会は、茨城のカシマスタジアムと愛知の豊田スタジアム、大阪の吹田スタジアムの3か所の追加を求めていましたが、組織委員会では、追加は1か所が妥当だとしていました。

そして、日本サッカー協会では18日の理事会で、東京オリンピックが「復興五輪」を掲げていることもあり、東日本大震災の影響を受けた茨城県のカシマスタジアムに一本化することを決めたということです。

今後は、組織委員会を通じてFIFAやIOCと調整を行い、IOCの理事会でこの案が承認されれば、カシマスタジアムが7つ目のサッカー会場として正式に追加されることになります。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170518/k10010986261000.html